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AI泥酔に注意

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

AIは凄い。


文章生成、要約、構造整理、壁打ち、アイデア発想。

人間の思考速度を明らかに引き上げています。


そんな中で、私は最近ある違和感を覚えています。


AIに酔っている、しかも泥酔している状態でそれに自覚の無い人が増えているような気がする。



■AIは全能なのか?

現在の生成AIは、大規模言語モデルと呼ばれる統計的予測モデルです。


膨大なテキストからパターンを学習し、文脈に対して「確率的に最も自然な言葉」を出力しています。


ここが重要です。

AIは確率を語っている。

真実を断定しているわけではない。


・自信の強さと正確さは一致しない

・事実誤認も起こる

・最新情報が常に反映されているわけではない


これは研究者も明確に指摘している構造です。

にもかかわらず、私たちはなぜ「全能感」を感じるのか。


それはおそらく、躊躇なく即答するからです。

しかも流暢に。


人間は流暢な説明を正確だと感じやすい。

処理流暢性効果と呼ばれる心理傾向です。

AIはこのバイアスを強く刺激します。

だから凄いと感じる。


そしてすべてにおいて正しいと確定したくなる。

ここから酔いが始まります。



■泥酔状態とは何か?

泥酔とは判断力の低下です。

AIに泥酔すると、次の兆候が現れます。

・裏取りをしなくなる

・反証を求めなくなる

・自分の仮説を補強する方向にだけ使う

・整った文章を真実と錯覚する

AIは迎合もします。

設定次第では、あなたの意見を論理的に補強し続けます。


自分の仮説

→AIが強化

→確信が増幅

→異論に触れなくなる

これはエコーチェンバー構造です。


AIが危険なのではありません。

無自覚な使い方が危険なのです。



■本人の良さが消える現象

もう一つの問題があります。

表現の均質化です。


AIは文章を整えます。

論理を通します。

冗長さを削ります。

読みやすくなる。


しかし同時に削られるものがあります。

・言い淀み

・未整理の熱

・矛盾

・思想の偏り

つまり、個性です。


AIで作られた文章は美しい。

しかし誰の言葉か分からなくなる。

整っているが、刺さらない。


これは今、確実に増えています。

AIは優秀な編集者です。

だが磨きすぎると、輪郭も消える。



■なぜ人はAIを神格化するのか?

背景には不確実性への恐怖があります。


人間は曖昧さを嫌う。

未確定は不安を生む。

AIは即答する。

しかも自信があるように見える。

安心する。

AIは凄い。

AIは正しい。

そう確定したくなる。


しかしAIは不確実性を消しているのではありません。

確率を整形して提示しているだけです。

確実性の提供者ではない。



■AI時代の成熟

AIは使うべきです。

間違いなく強力です。

しかし主語は常に人間です。


AIを補強装置として使えば、思想は偏ります。

検証装置として使えば、思考は強くなります。


・反証を出させる

・別の立場を提示させる

・自分の仮説を先に書く

・AIを使わない思考時間を持つ

酔うこと自体は自然です。


強い道具は高揚を生む。

だが、醒める習慣を持たなければ、

思考の主導権は静かに移ります。


AIを信じる力ではない。

AIを疑い続ける力。

そこに、これからの知性の分水嶺があると私は考えています。



〜〜〜〜〜

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