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スマホ新法から始まる新ビジネス

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 12月18日
  • 読了時間: 3分
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スマホ新法という言葉を聞くと、大企業向けやIT業界の話に感じられるかもしれません。しかし実際には、小規模事業者のほうが先に影響を受け始めています。理由はとてもシンプルです。スマホの使い方を自分で決められる余白が広がるからです。



これまでのスマホは、何を使うか、どう連携するか、どこまで許されるかをOSやプラットフォーム側が決めていました。


新法によって、その主導権が少しずつ利用者側に戻ってきます。そこにAIが重なることで、仕事の進め方そのものが変わり始めています。



■起きている変化の正体


今回の変化は、新しいアプリが増えるという話ではありません。もっと地味で、もっと実務的な変化です。


仕事用スマホをどう組むのか

どこまでをAIに任せるのか

どこからを人が責任を持つのか


これらを自分で考える時代に入った、という話です。

立場は使う側から、設計する側へと一段上がっています。




■小規模事業者と相性が良いAIの仕事


この流れの中で、現実的に成立しやすい仕事は次の五つです。


①仕事用スマホにAIを組み込む設計と面倒見

問い合わせ対応、見積もり下書き、記録の要約、日程調整など、AIを入れること自体が目的ではありません。実際の業務で使える形に整え続けることが価値になります。


②アプリを横断して業務を整理する役割

LINEやSNS、メモ、カレンダーが散らかっている現場をAIで繋ぎ直します。ツールを作る人ではなく、どう繋ぐと楽になるかを考える役割です。


③AI前提の業務線引き設計

すべてをAIに任せても、すべてを人がやっても仕事は回りません。下書きはAI、判断は人。この境界線を一緒に決める仕事です。


④用途を一つに絞った超ニッチAIの導入

大きなAIサービスは必ずしも必要ありません。業種ごとに一つだけ効くAIを選び、組み込むほうが実際には使われます。


⑤AIの期待値を翻訳する役割

何ができて、何ができなくて、どこまで信じてよいのか。その判断軸を事業者の言葉に直す役割です。


共通しているのは、プログラミング力ではありません。現場を理解し、整理する力です。




■本当の分岐点はここにあります


やるか

やらないか


ではなく


話すか

話さないか


・自分の事業について

・日々感じている違和感について

・うまく整理できていない悩みについて


それをAIと話すかどうか。

この一点で、その後の景色が変わります。


完璧に整理してから話す必要はありません。むしろ未整理のまま話した人から、AIは道具として機能し始めます。


逆に、

決まってから

整理できてから

自信が持ててから


そう考えている間は、何も変わらないまま時間だけが過ぎていきます。



■静かな差は対話量で積み上がります


スマホ新法とAIの組み合わせは、派手な革命ではありません。ただ静かに、確実に差が積み上がっていきます。


その差を生むのは、操作量でも知識量でもありません。

対話量です。


話した分だけ仕事は分解され、選択肢が見え、次の一手が具体化します。これは技術の話ではなく、考え方を更新する話です。


小規模事業者ほど、この変化は使いやすいものになります。規模が小さいからこそ、設計を変えられるからです。


未来は、決断の強さではありません。

会話の量で決まっていきます。


―――――


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合同会社Lepnet代表社員加藤勇気


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