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意識高い系が群がる異業種交流会の闇 〜決済権のない人たちが時間を浪費する場所〜

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 6月25日
  • 読了時間: 3分

決済権者が集う場との決定的な違い


世の中には、交流会と名のつく集まりが無数に存在する。

だが、それらを大きく分けると「経営者交流会」と「異業種交流会」に分類できる。


経営者交流会は、決済権を持つ当事者が集まる場。

意思決定が速く、数人と深い話ができればそれだけでビジネスが動く。


一方、異業種交流会は、決済権のない意識高い系が自己表現を目的に集う場であることが多い。

名刺交換だけで終わる、営業の布石に使われる、情報商材の入り口になる……

つまり、あなたの時間とエネルギーを搾取する無限迷路になりやすい。


今回は、この異業種交流会の裏側を冷静に暴いていこうと思う。




■ 異業種交流会とは何か?


異業種交流会の表向きの目的は、「普段出会えない業種の人と交流できる」こと。

たしかに、異業種の刺激や新しい視点は魅力的だ。


しかし現実は、

・やたら名刺を配り歩く人

・聞いたことのない肩書きを名乗る人

・正体のよく分からない“起業家”たち

が集まり、その場限りの浅い関係性ばかりが量産されている。



■ 意識高い系の典型行動


異業種交流会に頻繁に出没する意識高い系の人々には、共通する行動パターンがある。


・〇〇アドバイザー、ビジョンパートナーなどの抽象肩書き

・○○コンサルタントというクソみたいな肩書の連中。

・「どんな方と繋がりたいですか?」と聞いておきながら自分語りが止まらない

・SNSに「学びと気づきがありました」と投稿し、自分の成長感を演出


これらの行動は、他者への価値提供ではなく、自分の承認欲求を満たすための自己演出に終始している。




■ 潜む営業と勧誘の罠


異業種交流会には、裏目的を持った参加者が少なからず紛れている。というか殆どそうだと思う。


・保険・投資・副業などの営業目的

・ネットワークビジネスの勧誘

・情報商材や高額セミナーへの導線づくり


中には、会そのものが集客装置として設計されている場合もある。

仕込みメンバーが雰囲気をつくり、すごそうな空気を演出する演出型の会も存在する。




■ なぜこんな会に人が集まるのか?


人がこうした会に吸い寄せられる理由は明確。


・なにか行動している実感が欲しい

・意識の高い自分を肯定したい

・仲間や承認が欲しい


これらの不安と欲望の掛け算が、異業種交流会への参加動機になる。

もちろん、すべてが悪ではない。だが、目的なく通い続けると、気づけば交流会ジプシーになっていることも多い。




■ 本当に価値ある交流とは?


異業種交流という言葉自体が悪いのではない。

問題は、戦略なき交流に時間を割いてしまうこと。


価値ある出会いは、以下のような場にある。


・自分の課題に直結するテーマを持って参加している

・少人数で、実務家と深く話せる場を選んでいる

・名刺ではなく、課題と解決策で繋がっている


つまり、人の多さよりも、話の濃さを重視すべきだということ。




■ 結論:目的を持たない人から搾取される時代


異業種交流会に行く前に、自分に問い直したい。


・今日の交流は、誰に何を与え、何を得るのか?

・この時間が、明日の自分にどう活きるのか?


人脈とは、名刺の数ではなく、交換した価値の総量で決まる。

数時間の交流より、1人との信頼関係の方が、何倍もあなたを前に進ませてくれる。

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