AIに正解を聞かない
- yuki kato
- 4 日前
- 読了時間: 3分

AIに正解を聞かない使い方のススメ。
AIを使う人は、ここ数年で一気に増えました。
仕事の調べもの、文章作成、企画の下書き。
もはやAIは特別な存在ではなく、日常の道具になっています。
ただ使われ方を見ていると、違和感を感じる場面もあります。
それは、AIに正解を聞きに行く使い方が主流になっている点です。
AIに正解を聞く。
この行為自体が間違っているわけではありません。
しかし、それだけで終わってしまうと、思考はそこで止まります。
AIに正解を聞く使い方と、AIを使って考える使い方。
この2つは、似ているようで本質的にまったく違います。
■正解を聞く使い方が生みやすい状態
正解を聞く使い方では、問いはこうなりがちです。
これは何ですか
これは正しいですか
どれが正解ですか
この問い方は、答えが返ってきた瞬間に完結します。
分かった、で終わる。
短期的には効率が良い。
しかし長期的に見ると、思考は育ちにくくなります。
なぜなら、問いの主導権が自分から離れてしまうからです。
考える前に答えを受け取る癖がつくと、
自分の中で仮説を立てる余白がなくなります。
■思考の踏み台としてAIを使う
一方で、正解を聞かない使い方では、問いの形が変わります。
もし別の前提だったらどうなる?
この構造は、他の分野にも当てはまらないか?
なぜ記録が残っていないのだろう?
ここでは、答えはゴールではありません。
反応を見ることが目的になります。
AIの返答は、正解ではなく跳ね返り。
その跳ね返りを受けて、さらに問いを深める。
AIを答えの箱として使っていない。
思考の摩擦材として使っている状態です。
摩擦があるから、思考に熱が生まれます。
■正解が無いテーマほど、この使い方は強い
歴史
文化
人間の行動
ビジネスの違和感
用途不明の構造物
こういったテーマは、そもそも正解が一つではありません。
それにも関わらず正解を聞きに行くと、
一番もっともらしい説明を拾って、そこで止まってしまいます。
正解を聞かない使い方をすると、
仮説を置く
検証する
崩す
組み直す
この循環が自然に回り始めます。
結果として、理解の解像度が上がる。
知識が増えるというより、世界の見え方が変わる。
■AIと一緒に考えるという感覚
正解を聞かない使い方を続けていると、
AIは先生ではなくなります。
一緒に考える相手になる。
否定もしない
決めつけもしない
別の角度を差し出してくる
その存在があることで、自分の中に問いを投げる癖が残ります。
AIが目の前にいなくても、
もしこうだったら?
という思考が自然に立ち上がる。
これは、かなり大きな変化です。
■正解は最後でいい
正解は必要です。
ただし、最初に置く必要はありません。
仮説を出す
遊ぶ
広げる
深掘る
その先に、結果として正解が見えてくる。
あるいは、正解が無いままでも納得できる。
AIは、正解を早く出すための道具にもなります。
同時に、考えることそのものを楽しく、深くする装置でもあります。
正解を聞かない。
その使い方を選べるようになると、
AIは一段、面白い存在になります。
考えるために使う。
この距離感こそが、AI時代の一番贅沢な使い方なのかもしれません。
〜〜〜〜よ
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