疲れが取れるパジャマから見る焦点を変えるビジネス思考
- yuki kato
- 7 日前
- 読了時間: 5分

最近、睡眠市場で興味深い変化が起きています。
これまで主役だった布団やベッド、枕ではなく、パジャマが注目されるようになってきました。
パジャマ自体は、昔から当たり前に存在しています。
誰もが知っていて、誰もが使ってきたものです。
それにもかかわらず、なぜ今になって新しいビジネスとして成立し始めたのでしょうか?
理由は、商品が劇的に進化したからではありません。焦点が変わったからです。
これまでの寝具ビジネスは、体をどう支えるかに焦点が当たっていました。
硬さ、反発力、体圧分散、腰への負担。
いずれも、睡眠後の結果を良くするための考え方でした。
一方で、最近のパジャマは違います。
疲れが取れる、眠りが深くなる、朝が楽になる。
売っているのは服そのものではなく、入眠前後の状態や感覚です。
つまりモノの性能ではなく
人の状態
行動
感覚
に焦点をずらしたということです
この焦点のずらし方は、特定の業界に限らず、あらゆるビジネスに応用できます。
■あなたのビジネスの焦点はどこにありますか?
多くの方は、自分のビジネスを説明する際に、次のような点を重視します。
・何を売っているか
・どんなサービスか
・価格はいくらか
・どれだけ優れているか
これらはすべて、提供する側の視点です。
パジャマで例えるなら、
素材が良い
縫製が丁寧
デザインが優れている
と説明している状態に近いと言えます。
しかし、焦点を変えると、問いそのものが変わります。それを使う前と後で、相手の状態はどう変わるのか?
行動や判断にどんな変化が起きるのか?
感情はどのように動くのか?
ビジネスが一段階上に進むのは、こうした問いに向き合い始めたときです。
■あなたが好きな事の焦点はどこにありますか?
この考え方は、仕事に限った話ではありません。
・好きなこと
・得意なこと
・長く続けてきたこと
・周囲から自然に頼られること
こうしたものほど、本人にとっては価値として見えにくい傾向があります。
なぜなら、それらは努力して身につけた感覚というより、自然にやってきた行動だからです。
パジャマも同じです。
着替える、寝るという行為があまりにも当たり前だったため、価値として再定義されてこなかったのです。
焦点を変えるとは、
それをする前の状態
している最中の状態
終わった後の状態
を言葉にして捉え直すことでもあります。
■焦点をずらすとどんなビジネスが生まれるのか?
ここからは、具体的な業種を例に見ていきます。
今回は、社会保険労務士、運送業、飲食業を取り上げます。
■社会保険労務士の場合
一般的に、社会保険労務士の仕事は次のように捉えられています。
・労務管理
・就業規則の整備
・助成金対応
・各種手続き代行
これらはすべて、制度や書類が中心です。
しかし、経営者が社労士に連絡する瞬間には、
不安
迷い
判断の重さ
が存在しています。
つまり、社労士が本当に向き合っているのは、制度そのものではなく、経営者の不安定な状態です。
焦点を、「書類」から「判断が軽くなる状態」に変えると、手続きを代行する専門家ではなく経営判断を止めない存在という立ち位置が生まれます。
売っているのは制度ではなく、安心です。
■運送業の場合
運送業は、次のように語られることが多い業種です。
・荷物を運ぶ
・早い
・安い
・正確
これも機能を中心にした見方です。
しかし、荷物を送る側の立場に立つと、別の意図が見えてきます。
・約束を守りたい
・信頼を落としたくない
・取引を止めたくない
つまり、運送業が運んでいるのは、荷物そのものではなく信用です。
焦点を、
配送
から
信用が途切れない状態
に変えることで、
運送会社
ではなく
取引を支えるインフラ
として再定義できます。
その結果、価格競争から自然と距離を取ることが可能になります。
■飲食業の場合
飲食業で語られやすい価値は次の通りです。
・美味しい
・安い
・量が多い
・雰囲気が良い
これも結果に注目した視点です。
では、人はなぜ外食をするのでしょうか?
・家では切り替えられない
・誰かと話したい
・一人になりたい
・一日を区切りたい
飲食業は料理を提供していますが、実際には時間や感情の切り替えを提供しています。
焦点を、
味
から
今日を終わらせる装置
に変えることで、
飲食店は
食事をする場所
ではなく
感情のスイッチ
として位置づけられます。
■焦点ずらしは特別な才能ではありません
焦点をずらすというと、特別な発想力が必要だと思われがちです。
しかし実際はそうではありません。
見えていなかったものを探すのではなく、見えていたものの意味を変えるだけです。
パジャマは新しく発明されたものではありません。
焦点が変わっただけです。
あなたのビジネスも、あなたが好きなことも、ずっとそこにあります。
ただ、どこに価値の焦点を置いていたかが違っていただけです。
焦点を変えた瞬間、
同じ商品
同じ行動
同じ経験
が、まったく違うビジネスとして立ち上がります。
そのズレに気づいた人から、次の市場をつくっていくのだと思います。
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