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友達や同僚と会社をやると失敗する理由 〜理想と現実のギャップに飲み込まれないために〜

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 5月17日
  • 読了時間: 3分

■はじめに:仲が良い=うまくいく、は幻想


「気心知れてるし、きっと上手くいくよね」

…そう思っていた時期が私にもありました。

でも現実は、友情とビジネスの相性が最悪なことに後から気づく。




■理想:友情 × スキル × 熱量 = 最強チームのはずだった


役割分担すればいいよね!→どっちもやらない。

夢を語る夜は楽しい。でも、翌朝には現実が待っている。

ノリと勢いで創業し、地獄と迷走でエンドを迎えるパターンは数知れない。




■現実:温度差と責任感の格差が関係を壊す


片方は本気、もう片方は趣味レベル。

「俺ばっかり頑張ってない?」が心の中でこだまするようになったら黄色信号。

友情では埋まらない温度差が、徐々に組織をむしばむ。




■感情と役割の境界が曖昧で崩壊する


ビジネスの話なのに、「お前冷たくね?」と感情論にすり替わる。

建設的な会話をしようとすればするほど、空気が悪くなる。

気を使う関係になったら、成長どころか沈没一直線。




■「やめづらさ」が破滅へのアクセルになる


関係を壊したくないがゆえに、ズルズルと続く。

「抜けたら裏切り者」みたいな空気が漂い、地獄の我慢大会が始まる。

友情を守るためにビジネスを犠牲にし、結局どっちも失う。




■成功するチームは「冷たさ」すら持ってる


感情は置いといて、全てを契約で処理。

文書化、役割分担、責任範囲、報酬配分。

熱さと冷静さが共存して初めて、友情は持続可能になる。




■とりあえず始めよう、が墓場の第一歩


「細かいことは後で詰めよう」は、詰められた試しがない。

契約書は「信頼してるから要らないよね?」→揉めたら地獄。

「まずやってみよう」で始めて、「やらなきゃよかった」で終わるのは定番コース。

本当にうまくいくチームは、揉める前提で始める。




■俺たちならいける、は脳内ファンタジー


テンションと過信で構築された幻想チーム。

都合のいいところだけ見て、都合の悪い部分は見て見ぬふり。

熱量と酒の勢いで生まれたビジネスが、現場で即死するのは当然。




■親しき仲にも契約なし、という罠


仲が良いとルールを省略しがち。

でも金が絡んだ瞬間、友情は「契約してなかったじゃん」に変わる。

友情に甘えて曖昧にしたルールが、のちの修羅場を生む。

友情と金は、切り分けるか、書面で守るか、どっちかだ。




■まとめ:友情はスタートライン、でもルールなき友情は事故のもと


仲が良いから続くわけじゃない。続けるためには冷静さとルールが必要。

感情と実務の切り分け、そして最悪の終わり方を想定した準備。

それでも一緒にやるなら、友情より先に契約書を出そう。

それが、未来の友情を守る一番の方法だ。

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