これからもずっと変わらない人間の本質とは?
- yuki kato
- 7月12日
- 読了時間: 3分

■ 有史以来、人間の感情表現は「5つ」しかない
人間はいつの時代も、感情を外に出さずにはいられない生き物だった。
それは単なる気分の問題ではなく、生存戦略としての必然だった。
そしてその表現手段は、どんな時代・文化でも以下の5つに集約される。
1. 叫ぶ・歌う(音)
2. 身体を動かす(踊る・跳ねる・震える)
3. 顔をゆがめる(表情)
4. 描く・彫る(ビジュアル化)
5. 語る・演じる(物語化)
これらは赤ん坊でも自然にやっている。つまり、DNAレベルの表現行動だ。
■ 感情表現は、こうして進化してきた
原始人が恐怖で叫び、喜びで踊ったあの日から、
人間は“どう感情を伝えるか”を洗練させてきた。
音声 → 言語 → 詩・歌・演説へ
踊り → 儀式 → 舞踊・演出へ
壁画 → 絵画 → デザイン・映像へ
神話 → 劇 → 映画・広告・ブランドストーリーへ
媒体が変わっても、構造は一切変わっていない。
現代のTikTok、Instagram、YouTube、スピーチ、プレゼン、MV──
ぜんぶ「叫び」「踊り」「描き」「語り」「演じる」ための最新の舞台にすぎない。
■ この構造、実はマーケティングの本質でもある
マーケティングって何なのか?
多くの人が「集客手法」と誤解しているけれど、本質はもっと深い。
マーケティングとは、人間の感情を理解し、それを“行動”へと変換する設計である。
そう考えれば、
広告のコピーは「叫び」だし、
ブランドムービーは「物語」だし、
UX設計は「踊り」そのものだ。
現代の成功しているプロモーションは、
この原始の感情表現5大要素を、無意識レベルで最適化している。
■ 感情表現を制する者が、人の心を動かす
どんなに合理的に説明しても、人は感情で動く。
どんなに技術が進化しても、人は「共鳴」しないと動かない。
だから、これからの時代においても重要なのは──
いかに叫び、いかに踊り、いかに描き、いかに語り、いかに演じるか。
そしてそれを「自分ごと化」できるように設計すること。
つまり、感情の翻訳者であること。
それこそがマーケターの仕事であり、表現者の本質だ。
■ 人間っぽいとは、このことである
表現とは、ただ伝えることじゃない。
心の奥にある揺れを、誰かの心と響き合わせること。
その揺れ方、ぶつけ方、響かせ方こそが、
人間が古来からずっと磨き続けてきた「感情の表現技術」だった。
そして、それこそが──
人間っぽさの正体である。
今、AIが文章を書き、動画を作り、感情すら模倣する時代に入った。
でも、そんな時代だからこそ逆に「人間らしさ」そのものが希少価値になっていく。
叫ぶこと
踊ること
描くこと
語ること
演じること
これらは、AIにはまだ再現しきれない「震え」であり、生身の証拠だ。
つまりこれからの時代に流行るのは、
合理的な説明よりも、人間らしい不完全さやむき出しの感情になるだろう。
マーケティングも、表現も、仕事も、人生も──
どれだけ「人間っぽさ」を取り戻せるか?
そこが未来を動かす鍵になる。








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