Googleが本気でAIを日常業務に入り込ませてきた
- yuki kato
- 6月7日
- 読了時間: 3分
2025年、Googleは本気で働き方を変えにきた。
キーワードは Google AI Pro × Google Flow。
ChatGPTが思考の相棒なら、GoogleのAIは仕事の相棒。
メール、ドキュメント、動画制作まで、あなたの仕事を先読みして動くAIが現実になっている。
この記事では、最新のAIプロダクトで何が変わるのか?どう使えば武器になるのか?を、実例交えて解説する。
■Google AI Proとは?
Google AI Proは、Gemini 2.5 Proを中心とした業務特化AIアシスタント。
Google Workspace(Gmail、スプレッドシート、Docsなど)とのネイティブ統合により、作業しているその場でAIが補助に入る。
さらに進化した点は以下。
【Gemini 2.5 Proの特徴】
・最大100万トークンのコンテキストウィンドウ
・長文PDF、議事録、プレゼン資料も一気に処理
・Deep Thinkモードで、要約・因果分析・仮説提案まで可能
さらに、スケジュールアクション機能も追加され、
「毎朝8時に全社員の進捗レポート要約を作る」などの定期処理もAIに任せられるようになった。
■Google Flowとは?(旧Duet AIの進化形)
Google Flowは、文章作成、スライド制作、映像生成を一括でこなすマルチモーダルな創造系AI。
2025年に入り、FlowはVeo 3と連携し、映像生成に対応。
YouTube動画や社内マニュアルなどを、テキスト入力から自動で作れるようになっている。
【Flowの主な機能】
・Googleスライドやドキュメントでの構成・言い回し提案
・Gmail・カレンダーとの文脈連携によるアクション提案
・Veo 3による高品質な動画生成(例:商品説明、プレゼン動画など)
想像力 × 作業効率 を爆発的に高めるのがFlowの役割。
■ビジネスでの具体的な活用シーン
【経営者・管理職】
・Geminiに「昨日の会議まとめて」と言えば、要点+タスク整理された議事録を即生成
・経営指標の変化を自動検出してレポート化し、Slackで自動送信
【マーケター】
・今のSEOトレンドで競合と差別化できる記事構成を考えてと依頼すると、競合分析付きのコンテンツ案が提案される
・スライド構成とナレーション原稿をもとに、Veo 3が自動でプロモーション動画を生成
【営業職】
・過去のやり取りを元に次に響く提案を自動作成
・スプレッドシートの数字を元に、売上推移グラフを自動でプレゼン化
AIを調べる道具ではなく、一緒に働くパートナーとして使っている人は、すでに仕事のスピードも質も倍化している。
■他のAIツールとの違い
・ChatGPT
汎用AI(特化なし)
アイデア出し、対話ベース
・Microsoft Copilot
Office専用
ExcelやWord内の業務支援
・Google AI Pro
Google Workspace統合AI
Gmail、Docs、分析、提案、日常業務全般
・Google Flow
創造的AIアシスタント
映像制作、資料作成、プレゼン自動化
最大の違いは、Googleという膨大な情報基盤+日常ツール群にAIが深く入り込んでいること。
使うAIではなく、動いてくれるAI。
■導入のハードルと注意点
・Google AI Proは有料プラン(Workspace)で提供中
・Gemini Advanced(Pro)は月額19.99ドル
・Veo 3などの高度機能はUltra(月額249.99ドル)で利用可能
・個人アカウントでは制限あり(WorkspaceまたはGoogle One推奨)
・一部の機能は英語優位だが、2025年Q2から日本語対応も加速中
■まとめ:AIを使う側に回れるか?
Google AI Pro × Flowは、AIをどう使うか?ではなく、
AIに何をさせるか?という設計力の時代を象徴している。
毎日の作業を「いつものように」こなす人
毎日の作業を「AIに任せる仕組み」を作る人
この差は、1ヶ月後には数時間、1年後には数百時間の差になる。
早いうちにGoogleに仕事を覚えさせる側に立つべき。
あなたの頭脳の外注先として、これほど優秀なパートナーは他にいない。
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