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AI時代のオリジナリティについて

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 3 時間前
  • 読了時間: 5分

1→Aとは既存情報を自分というフィルターで別の意味へ変換する創造方法


1→Aとは既存の情報や概念を、自分自身の経験・一次情報・価値観・違和感というフィルターを通して再解釈し、元とは異なる意味や価値へ変換する創造方法です。


数字を増やす、

という発想ではありません。


物差しそのものを変える発想です。



0→1と1→10では

説明できない領域がある


・0→1は、何もないところから新しいものを生み出す発明。

・1→10は、既にあるものを改善・拡大・効率化する成長。


しかし、このどちらにも当てはまらない動きが実際には存在します。


材料は既にあるのに、出てきたものが元とまったく違う意味を持っている。


その状態を、

私は1→A(いちえー)と呼ぶことにしました。


1→10と1→Aの違い


たとえば、ある偉人が「失敗は成功の母だ」と言ったとします。


そのまま紹介すれば引用です。


分かりやすく言い換えれば編集です。


同じ趣旨の事例を10個集めれば1→10に近い。


では1→Aはどうなるのか。


「私はこの言葉を、失敗そのものに価値があるという意味ではなく、失敗から仮説を更新できる人だけが成功に近づくという意味だと解釈している。なぜならば自分の事業では、失敗の量ではなく更新の速度が結果を分けてきたからである」


ここまで来ると、元の言葉とは別の概念になっています。


こうやって生まれたものがAです。


流れにするとこうなります。


情報 → 自分の経験・価値観・違和感を通過 → 再解釈 → 新しい意味・概念


なぜAI時代に

1→Aが重要になるのか?


AIは1を大量に持っています。


書籍・論文・一般知識・既存のアイデアを収集し、整理し、要約し、組み合わせる能力は人間より圧倒的に高い。


「情報を知っている」

「情報をまとめられる」

という能力の希少価値は下がり続けます。


一方でAIは


・自分が実際に経験したこと

・現場で感じた違和感

・人との関係性

・失敗したときの感情

・なぜ自分はそう考えるのかという理由

・どの情報とどの情報を結びつけるかという選択


この6つを理解できませんし、

生成もできません。


厳密には、やりはしますがそれっぽいナニカができるだけです。


だからここが分岐点になります。


1→Aを式にすると?


私の感覚に一番近い式はこれです。


既存情報 × 一次情報 × 経験 × 違和感 × 構造化 × 再解釈 = A


掛け算である点が重要です。


一次情報が0なら、いくら既存情報を積んでも答えは0になる。


情報量の勝負ではなく、通過するフィルターの固有性の勝負なんです。


そして、AIは主体ではなく変換装置として置く。


ここを間違えてしまうと、出力は一気にそれっぽい領域へ落ちます。


AIをAの生成主体にしてはいけない。


1 + 自分固有の一次情報 → 再解釈 → AIによる構造化・展開 → A


AIは変換を高速化する装置です。

思考の代行者ではなく、思考の土台として置く。


この順番を守れているかどうかで出てくるモノの質は別物になります。


Aは10や100の延長線上にない


1→2→3→10は、同じ物差しの上で価値を増やしている状態です。


しかし1→Aは、

数字が文字に変わっている。


物差しそのものが入れ替わっているという意味です。


私が主軸にしている求人の話でたとえると、求人広告の表現を改善して応募率を2倍にするのは1→10的な動きです。


しかし求人活動を分析する中で、


「求人とは人を集める仕事ではなく、企業が誰から選ばれたいのかを再定義する仕事なのではないか?」


という概念が生まれたなら、それは1→Aです。


材料は既存の求人という1のまま。


意味だけが変わっています。


1→Aを実践するための4つの起点


◆違和感を捨てないこと

現場で引っかかった感覚こそ一次情報の入口になるからです


◆言い換えで止まらないこと

分かりやすくした時点では編集にすぎない事を理解しましょう


◆なぜ自分はそう思うのか?を最後まで書くこと

理由が個人史に接続した瞬間にAへ変わるようになります


◆AIに投げる前に自分の解釈を先に一文で置くこと

順番が逆になると平均値が返ってきてしまいます




特別な才能は要りません。

必要なのは、自分の経験を情報の上に重ねる習慣だけです。


ありそうな質問


Q. 1→Aは0→1の下位互換ですか?


A. 違います。方向が違う。

0→1は無からの発明で、1→Aは既存物の意味変換です。

優劣ではなく座標が別です。



Q. なぜ0→1ではなく1→Aを推すのですか?


A. 0→1というのは一部の天才にしか再現できないからです。1→Aは既存情報を持つほぼ全員に適用できると私は考えています。



Q. AIに1→Aを任せられますか?


A. 任せられないと考えます。AIは1を大量に持っていますが、あなたの一次情報を持っていないからです。変換の速度だけを任せる、そしてその後の構造をつくらせる。



Q. 1→Aが生まれたかどうかを見分ける基準は?


A. 元の情報を知っている人が読んだときに、意味がずれて見えるかどうかだと思います。ずれていなければ編集にとどまっています。再解釈ともちがい、固有変換という言語化が一番近いと思っています。


AI時代のオリジナリティは

誰も知らない0の中には無い


誰も知らない、今まで存在しなかった0を発明すること。

これを求める必要はありません。


誰もが知っている1から、自分にしか作れないAを生み出すこと。


こう置き直した瞬間、創造は一部の天才の話ではなくなります。


1→Aは創造論というより、AI時代のオリジナリティ生成論です。


あなたが今日読んだ情報も、まだ1のままかもしれない。


それをAに変えられるのは、あなたの経験だけです。


合同会社Lepnet 

代表社員 加藤勇気 http://lepnet.biz 

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