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何気無い日常が一番なのである

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 7月22日
  • 読了時間: 3分
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人はよく言う。

美味しいものが食べたい

時間を大切にしたい

今を生きろ──と。


でも、それってどういうこと?と改めて考えてみたとき、ふと思った。


本当に美味しい食事って、なんだろう?


高級レストランの完璧なコース

オシャレな盛り付け

絶妙な火加減や素材の産地


もちろん、どれも素晴らしい。


でもやっぱり一番おいしいと感じるのは、

家族と囲む、自宅の食卓だったりする。

何気ない夕飯、笑い声、くだらない話。

あの空気の中で食べるごはんは、どんな高級料理にも勝る。



■なぜそれほどまでに「環境」が味に影響するのか?


実は、脳科学的にもその理由は明らかにされつつある。

味覚は単体で存在するのではなく、視覚・嗅覚・聴覚・感情と密接に結びついており、誰と食べるか、どこで食べるかによって脳の報酬系(ドーパミン)が大きく反応する。


だから、

料理の価値=食材 × 技術 × 空間 × 人間関係

という公式が成り立つ。


つまり、美味しいと感じるためには、

味覚だけじゃなく、情緒も含めた総合体験が必要なのだ。




■そしてこの構造は、時間の価値にも通じている。


食事が誰とどこで食べるかで変わるように、

時間もまた、誰と、どんな想いで過ごすかで重みが変わってくる。


同じ1時間でも、

ある人にとっては浪費で、

ある人にとっては投資で、

また別の誰かにとっては、一生忘れられない記憶になる。


ハーバード・ビジネス・レビューでも、時間の主観的価値が経済行動に与える影響は極めて大きいと示されている。

時間は誰にでも平等に与えられているけれど、その意味や濃度は使い方次第。


お金はあとで増やせるけど、時間は今この瞬間しか使えない。

その今を、誰と、どこで、どんな気持ちで過ごすか。

そこにこそ、人生の密度が宿る。


そして気づいた。


今という瞬間は、実は

過去と未来が重なってできている。


心理学者フィリップ・ジンバルドが提唱した時間的視点理論でも、

私たちの今の行動は、過去の記憶と未来の期待に左右されているとされる。


つまり現在とは、

過去の余韻と未来の予感が交差する、

唯一無二の交差点。


時間は、一直線ではなく、

幾層にも重なったレイヤーのようなもの。

そのすべてが、今という瞬間ににじみ出ている。



■結局、人生で一番贅沢なことって、

見栄でも価格でもなくて、

誰と、どう在るか、なのかもしれない。


それを感じさせてくれるのが、

今日の食卓だったり、

なんでもない1時間だったり、

ふとした今という瞬間だったりする。


振り返る前に気づける行き方をしていこうと思う。

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