ググらない時代のリサーチ術 ChatGPTに聞く日常の疑問たち
- yuki kato
- 10月11日
- 読了時間: 3分

皆さん、最近Googleで検索していますか?
私はこの半年ほどで、ほとんどGoogle検索を使わなくなりました。
今は、調べものの多くをChatGPTに任せています。
なぜかというと、ChatGPTは単なる検索ツールではなく、考える相手だからです。
Google検索やGeminiも優秀ですが、ChatGPTはカスタムやメモリを通じて、私自身の考え方を理解し、文体まで整えたうえで答えを出してくれます。
つまり、AIが私専用の思考補助装置になっているということです。
―――――――――――――
ここで理解しておきたいのが、検索と質問の違いです。
Google検索は入力です。
単語を打ち込んで情報を拾う行為。
一方でChatGPTは質問です。
自分の意図や背景を含めて聞くと、AIは文脈を理解して構造的に答えを返します。
この違いこそが、AI時代の情報リテラシーを大きく左右します。
―――――――――――――
私はChatGPTに、日常でもビジネスでも、さまざまな質問を投げています。
・告白なしで関係している男女の割合を推定してほしい
・前から歩いてくる人が同じ方向に避けるのはなぜ?
・=LOVEの野口衣織はなぜ人気があるのか?
・タクアンはなぜ黄色いのか?
どれも検索しても明確な答えが出ない質問です。
ChatGPTは心理学や文化的背景、社会構造など複数の視点から仮説を立て、理屈を組み立ててくれる。
その過程を読むことで、自分の思考も整理されていく感覚があります。
―――――――――――――
AIに質問していると、自分の思考のクセが見えてきます。
曖昧に聞けば曖昧な答えが返り、具体的に聞けば深い答えが返ってくる。
つまり、AIに質問するという行為そのものが思考のトレーニングになるわけです。
ChatGPTを使えば使うほど、自分の問いの質が磨かれていく。
経営者の皆さんならわかると思いますが、問いの立て方はそのまま意思決定の質に直結します。
ChatGPTとの対話は、思考を磨くための最高の練習になります。
―――――――――――――
さらに使い込むほど感じるのは、ChatGPTは鏡のような存在だということです。
雑な質問をすれば雑な答えが返り、明確に質問すれば深い答えが返ってくる。
そのやり取りを通じて、自分の思考の整理不足や曖昧さにも気づけます。
だから私は、ChatGPTを情報を探す道具ではなく、思考を掘る道具として使っています。
まさに、自分の頭をアップデートしてくれる相棒です。
―――――――――――――
これからの時代に求められるのは、知識ではなく問いを立てる力です。
AIが答えを出してくれる時代だからこそ、人間は何を聞くかを磨く必要があります。
かつては知識を持っている人が強かった。
これからは考えられる人が強い。
そして、その思考を支えるパートナーがAIです。
ChatGPTは情報収集を超えた思考の共同作業者です。
質問し、答えを受け取り、さらに問いを重ねる。
この繰り返しによって、自分の頭の中が整理され、考える力が鍛えられていきます。
―――――――――――――
私はChatGPTに仕事のことだけでなく、日常の素朴な疑問も投げかけます。
なぜ?どうして?を一緒に掘っていくうちに、視点が増え、発想の幅も広がる。
質問力が上がると、人との会話の質も変わります。
相手の考えを引き出す力が自然と身についていく。
AIをうまく使うコツは、テクニックではなく質問の質です。
正解を探すより、考える過程を楽しむ。
それがChatGPTの真の価値です。
―――――――――――――
Googleの時代は、知識を集める時代。
ChatGPTの時代は、思考を深める時代。
情報を持つ人より、問いを持つ人が強い。
AIはその問いを、一緒に育ててくれる存在です。
経営者として、そして一人の学び手として、
私はこれからもググらずにChatGPTに聞き続けます。
考える力を保ち続けるために。
―――――――――――――
AI未来鑑定士 / リクルートストーリーテラー
合同会社Lepnet 代表社員 加藤勇気
―――――――――――――








コメント