中国製を回避する方法
- yuki kato
- 2 時間前
- 読了時間: 4分

中国がヤバい。
だから中国が関わるものは一切買わない、口にしない。
この発想は一見合理的に見える。
危険源を断てば安全になる。
では本当にそうなのか?
思考実験として、中国が関わるものを可能な限り排除した生活をシミュレーションしてみました。
理論上は可能。
しかし現実的には文明のレイヤーをかなり剥がすことになる。
そして削減できるリスクは、統計的には極めて小さい。
■表示義務の限界という現実
まず最大の論点。
表示義務が無いものは追えない。
これは事実である。
日本の表示制度は食品本体や主要原材料、添加物、アレルゲンを対象にしている。
しかし…
・包装材の原料
・添加物の原料の原産国
・飼料や肥料の原料
・接着剤や印刷インク
ここまでは原産国表示義務がない。
なぜか?これは怠慢では無く、サプライチェーンが多層すぎるからである。
例えば食肉パック。
肉、吸収シート、トレー、ラップ、印刷インク、接着剤、樹脂ペレット、その化学原料。
ここまで全表示を義務化すると、
・価格は急騰
・管理コストは爆発
・国際貿易は停滞
する。
制度は「合理的範囲」で止めている。
ここでよくある反論を…。
表示しないのは隠している証拠だ!
違う。
表示と管理は別。
包装材は
・ポジティブリスト制度
・溶出試験
・規格基準
で管理されている。
表示が無い=無管理ではない。
この混同は論理的誤りである。
■輸入食品はザルなのか?
次に多い主張。
どうせ検査なんて形だけだ!
では厚生労働省の統計を見ると、
輸入届出は年間約240万件超。
違反は約700件前後。
違反率は約0.03%。
違反は市場流通前に止められている。
ここでこんな反論が来る。
その統計も改ざんされている!
だがこれには
検疫所、地方自治体、民間検査機関、国際機関、貿易相手国。
何万人規模の関係者が何十年も沈黙し続ける必要がある。
巨大な隠蔽は歴史上ほぼ例外なく露見しています。
すべてが嘘だと言い始めた瞬間、その議論は閉じてしまい検証不能な世界へ突入する。
そう思いたいのも分かりますが、全て嘘なのは無理があるのです。
■フェルミ推定で見る現実的リスク
かなり悲観的に仮定してみた。
市場流通漏れが統計の10倍ある。
その1%で健康影響が出る。
さらに1%で重症化。
それでも月あたりの重篤影響確率は
100万分の1から1億分の1となる。
一方で完全排除生活のコスト。
・買い物確認や問い合わせで月10〜30時間増
・食費は1.2〜1.8倍
・選択肢は激減
・外食はほぼ不可能
・医療へのアクセス制限も
削減できるリスクに対して、コスパもタイパも著しく悪い。
■完全排除の副作用
リスクを減らすつもりが別のリスクが増える。
・栄養の偏り
・価格上昇
・情報遮断
・疑心暗鬼
・社会的孤立
そもそも文明はゼロリスクの上に成立している訳ではない。
■中国という巨大な集合体
中国は一枚岩ではない。
国家管理企業もあれば、
国際基準で動く合弁企業もある。
外資系管理工場もあれば、
地方の小規模工場もある。
品質は国籍よりも
・管理体制
・監査
・企業文化
で決まる。
国単位で善悪を決めるのは、
思考として粗いと思う。
■仮想敵という物語
そして最後に触れたい事。
仮想敵を糾弾することは、
それを主張する人や組織が通したい何かが隠れていることが多い。
心理学的にも有名な構図。
人は共通の敵を設定すると結束する。
・内集団バイアス
・スケープゴート理論
・恐怖訴求
歴史の多くはこの構図の上に作られている。
敵は分かりやすい。
構造は分かりにくい。
敵は感情を刺激する。
構造は思考を要求する。
だから仮想敵は、
簡単に大衆を引きつけられる方法として使われやすい。
私は中国の肩を持つわけではない。
問題があれば批判すればいい。
制度が未成熟なら改善を求めればいい。
だが善悪二元論で処理するのは、思考の解像度を下げる。
本当に見るべきは、
・制度はどう設計されているか
・検査は機能しているか
・統計は何を示しているか
・改善は進んでいるか
特にAI時代の今、
私たちはとことん調べられる。
一次資料も、国際比較も、異なる視点も。
自分の考え方がどこまで建設的かをチェックできる社会なのです。
感情的な思考は、
偏った考え方を呼びやすい。
未来へ進む道は、
誰かの物語に乗ることではない。
自分で確かめて進むこと。
敵を探すより、全体を見る。
排除するより、理解する。
恐れるより、構造を確認する。
それができる生き方を、私は強く勧めたいと思う。
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