MLMや新興宗教にハマった若者を採用せよ——誰も見ていない採用ターゲットの話
- yuki kato
- 3月27日
- 読了時間: 4分

最初に言っておきます。
これは社会貢献の話ではありません。
MLMや新興宗教にハマっている若者を救いたい、などという正義感で書いているわけではありません。
構造が破綻した組織に優秀な人材が眠っているなら、そこをターゲットにするべきだよね?という採用マーケティングの話です。
きれいごとが嫌いな経営者にこそ、読んでほしい内容です。
◇MLMと新興宗教は設計図が同じである。
まず前提として押さえておきたいことがあります。
無形商材型のMLMと、いわゆるやばい新興宗教は、組織設計として驚くほど同型です。
具体的には以下の構造を共有しています。
・救済の物語による入口設計
「今のあなたには何かが足りない」
・段階的な情報開示
全体像を最初に見せない
・共同体形成による外部遮断
仲間内の言語・価値観の醸成
・反証不可能な説明体系
「結果が出ないのはマインドが足りないから」
これは心理学でいうコミットメントと一貫性の原理、社会的証明、権威への服従——
ロバート・チャルディーニが影響力の武器で整理した原則がほぼ全部使われた設計です。
そして構造上、必ずどこかで破綻します。
搾取が持続可能なビジネスモデルではないからです。
◇破綻した構造の中になぜ優秀な人材がいるのか?
ここが本題です。
MLMや新興宗教にハマる人を「騙されやすい弱者」と見るのは、解像度が低い。
実際に引き寄せられるのは、次のような特性を持つ人間です。
・このままでいいのか?という問いを持っている
・理想や使命感が強い
・決めたら動くコミットメントが高い
・共同体への忠誠心が強い
・意味のある仕事がしたいという欲求がある
これは採用側が喉から手が出るほど欲しい人材の要件と、ほぼ一致しています。
問題は素材ではなく、環境と方向性です。
純粋さと熱量は、正しい文脈に置かれれば武器になる。
間違った場所にエネルギーを注いでいただけで、素材は良い。
そういう人間が、構造の破綻とともに行き場を失っています。
◇なぜ今まで誰もここを狙わなかったのか?
それは、ターゲットとして認識されていなかったからです。
求人媒体に登録している人、転職意欲が明確な人、そこしか見ていなかった。
でもMLMや新興宗教にどっぷりハマっている人は、転職サイトを見ません。
今いる共同体がすべてになっているからです。
だからこそ競合がいない。
今まで誰も呼びかけてこなかった層です。
採用マーケティングとして見れば、未開拓のブルーオーシャンです。
◇サルベージ採用というスキーム
私はこれをサルベージ採用と呼んでいます。
・ステップ1
XやYouTubeで継続発信する。
MLMや新興宗教の構造を丁寧に解説し、「あなたのエネルギーには正当な舞台がある」というメッセージを届け続ける。否定ではなく、接続の言語を使う。
・ステップ2
元MLM・元宗教2世などのリアル体験談をコンテンツ化する。
同じ経験をした人の言葉は、外部からの説得より何倍も届く。
・ステップ3
出口支援NPOや相談窓口と連携し、信頼の担保をつくる。社会的信用がある機関との接点は、警戒心を下げる。
・ステップ4
採用ではなく、まず教育と関係構築から入る。
いきなり求人を見せない。
学びの場、対話の場として接触を重ねる。
・ステップ5
採用後のオンボーディングに、共同体依存から自律的思考への移行を段階的に組み込む。
◇経済合理性の話もしておく
通常の求人媒体掲載費は、1件あたり数10万円かかります。
一方このスキームはコンテンツ発信が主軸なので、継続すれば採用単価は下がっていく。
競合がいない市場で、素材の良い人材にリーチできる。
社会的意義と経済合理性が同時に成立する採用戦略は、そう多くありません。
きれいごとを抜きにしても、やる理由がある施策です。
◇最後に
私はリソースの都合上、このスキームを実装しません。
思想として放流します。
これを読んで「うちでやろう」と思った経営者や人事担当者がいれば、動いてみてください。
この件について、私とブレストしてみたい。相談したい。という事であれば是非お話しましょう。
ご連絡お待ちしております。
優秀な人材は、誰も見ていない場所で、行き場を探しています。
〜〜〜〜〜
合同会社Lepnet
代表社員 加藤勇気
異次元の成果を出す最強求人顧問
AI未来鑑定士
1日1000円のX投稿代行



コメント