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花粉症にならない不可能な方法

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 3月25日
  • 読了時間: 5分

現代では花粉症の研究がかなり進んでいます。

薬もあるし、舌下免疫療法のようなアプローチもあります。

それでも完全に治るという話にはなっていません。


なぜか?

それは免疫という仕組みそのものに関わる問題だからです。

ただ一方で、理論的にこうすれば発症しないという構造は分かっています。

ならばそこを突き詰めたらどうなるのか?


5つあったので紹介しますが、実現は不可能です。

これを読んでも花粉症は治りませんのであしからず。



■花粉特異的免疫細胞を削除する

花粉症は花粉を免疫が敵だと認識するところから始まります。


このとき反応している特定の免疫細胞を丸ごと無くせば、花粉を異物として認識できなくなります。


結果としてIgE抗体も作られず、アレルギー反応のスタート地点が消えるため、症状は発生しません。


ただし免疫の一部を削るということは、防御の幅を狭めることでもあります。


例えばインフルエンザや新しいウイルスに対して初動の反応が遅れる、感染しても重症化しやすくなるといったリスクが現実的に考えられます。

花粉症以外のリスクが上がってしまうという訳です。



■IgE抗体を完全に消失させる

花粉症はIgE抗体が引き金になって起こります。

このIgEを完全にゼロにできれば肥満細胞が反応せず、ヒスタミンも放出されません。


つまりくしゃみや鼻水といった症状は出なくなります。


ただIgEは寄生虫などの防御にも関わっています。

例えば腸内寄生虫に対して排除反応が弱くなり、慢性的な腹痛や栄養吸収障害を起こす可能性があります。



■ヒスタミン受容体を無効化する

症状の直接的な原因はヒスタミンです。

このヒスタミンを受け取る受容体を機能させなければ、体は反応できません。


そのため体内で反応が起きていても症状としては現れません。


ただヒスタミンは覚醒や集中力にも関与しています。


完全に遮断すると日中でも強い眠気が出る、判断力が落ちる、さらには胃酸分泌の異常で消化不良が起きるといった副作用が想定されます。



■外気中の花粉を完全遮断する

花粉が体に入らなければ、免疫は反応しません。

空気レベルで花粉を完全に遮断できれば、そもそも発症条件が成立しません。


理論としては最もシンプルで確実です。

ただ現実的には、外出制限に近い生活になります。


例えば通勤・外食・移動がほぼ不可能になり、社会活動やビジネス機会の大半を失うという現実的なデメリットが発生します。



■免疫反応を恒常的に抑制する

花粉症は免疫の過剰反応です。


そのため免疫を常に抑える状態にしておけば、花粉に対しても強く反応しません。


寄生虫がいるとアレルギーが出にくいのはこの構造です。


ただ免疫を抑えすぎると、防御機能そのものが落ちます。


例えば風邪が長引く、軽い細菌感染でも重症化する、さらにはがん細胞の排除能力が低下するといったリスクが現実的に存在します。



■なぜ実現できないのか?

ここまで見ると分かる通り、

共通しているのは

花粉症だけを消せない

という点です。


免疫は全体でバランスを取っているため、どこかを完全に止めると別の機能が崩れます。


つまり…

完全に防ぐ=何かを犠牲にする

という構造です。



■ではどうするべきか?

現実的な答えは


発症しにくい状態にする。


しかしこれらは、多くの人がやっているつもりで出来ていないという事でもあります。


・腸内環境を整えているつもり

ヨーグルトをたまに食べる程度で満足しているケースが多いです。


本来は食物繊維、発酵食品、多様な食材を継続的に摂取する必要があります。

単発ではなく、腸内細菌のバランスを変えるレベルまでやらないと意味がありません。



・睡眠を取っているつもり

時間は確保していても質が伴っていないパターンです。


寝る直前までスマホ、就寝時間がバラバラ、浅い睡眠。

これでは免疫は安定しません。


免疫の調整は睡眠中に行われるため、ここが崩れると全体がズレます。



・花粉対策をしているつもり

マスクだけで満足しているケースです。

実際は衣類への付着や帰宅後の動線が重要です。


玄関で花粉を落とす、すぐに着替える、この設計が出来ていない人がほとんどです。



・ストレスをコントロールしているつもり

慣れているだけで慢性的なストレス状態になっているケースです。


ストレスは免疫の過剰反応を引き起こす要因になります。

特に情報量が多い生活は、無自覚に免疫バランスを崩します。



・予防しているつもり

症状が出てから薬を使う人が多いですが、本来はシーズン前から対策するものです。


花粉が飛び始める前に免疫を慣らすことで、反応の強さは大きく変わります。

ここが後手に回っている人が多いです。



まとめると

やっているかどうかではなく

どこまで設計されているか

が分かれ目です。


生活習慣は感覚ではなく構造で管理するものです。

極端な方法ではなく、当たり前を徹底する。

結局ここが一番効きます。


花粉症は現代人が共生しなければならない項目なのでしょう。きっと。


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合同会社Lepnet 代表社員 加藤勇気

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