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神社で願うと叶う理由を解析した

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

心理学と脳科学で読み解く神頼みのメカニズム


神社に行くと、普段とは違う所作をする。

鳥居をくぐり、手を清め、静かにお辞儀をして、柏手を打つ。

そして、心の中にある願いを、声に出して神様に届ける。


なぜ、こんなことをするだけで「叶う気がする」のか?

いや、実際に願いが叶った人も少なくないのではないか。


それって、偶然? それとも奇跡?

今回は、心理学と脳科学の視点から、その構造を冷静に解説してみよう。




■非日常空間で脳のスイッチが切り替わる


神社の境内に入ると、空気が変わるような感覚がある。

それは気のせいではない。実際、脳の状態が変わっている。


人間の脳には、デフォルトモードネットワーク(DMN)という“ぼんやり思考”の回路がある。

これは普段、スマホを見ながら考えごとをしている時などに活性化している。


ところが、神社のような静かで神聖な空間に入ると、

このDMNが一時的に静まり、「今ここ」に集中するマインドフルな状態に切り替わる。


つまり、願いごとに意識が集中しやすくなる状態が自然に整うのだ。




■お辞儀や拍手で感情と行動がリンクする


普段の生活で深いお辞儀をすることはあまりない。

しかし神社では、自然とその所作を取るようにできている。


この意味ある身体の動きは、エンボディド・コグニション(身体化認知)という心理学の概念で説明される。

つまり、体の動きが心の状態に影響を与えるという理論だ。


たとえば、笑っていれば楽しくなるし、背筋を伸ばせば前向きな気持ちになる。

神社での深いお辞儀や柏手も同様に、敬意や祈りや感謝の感情を引き出すトリガーになる。




■声に出して願うことで脳が上書きされる


ここが最も重要なポイントだ。

心の中で願うだけではなく、実際に声に出して願うこと。

これが、脳科学的には非常に大きな意味を持つ。


言葉にすることで、抽象的な願いが具体的な目標として前頭前野にインプットされる。

さらに、その言葉を自分の耳で聞くこと(オーディオフィードバック)によって、

脳は「これは重要だ」と判断し、無意識レベルでその達成に向けた行動を取り始める。


これは、自己暗示に近い。

いわゆるセルフアファメーション(自己宣言)と同じ仕組みで、

願いを叶えるための脳のプログラミングが行われているのだ。


ちなみに、私も先月、祐気取りで神社にお参りし、

「新規の商談を5件、繋いでください」と具体的に声に出してお願いした。

すると、今日(7月13日)時点で、すでに5件達成している。


もちろん偶然と言ってしまえばそれまでだが、

自分の脳と行動に明確なスイッチが入った実感がある。

だからこそ、願いを言葉にして声に出すことには意味があると、私は確信している。




■結びたい縁を思い浮かべるとアンテナが立つ


神社で「誰と出会いたいか」「どんな関係を築きたいか」を願う。

これは心理学でいうソーシャルコグニション(社会的認知)が高まっている状態だ。


このとき脳は、網様体賦活系(RAS)というフィルター機能を使い、

その縁をキャッチしやすい状態になる。


たとえば、願った翌日にたまたま目にしたSNS投稿がその人のものであったり、

久しぶりの誘いに何気なく乗ったら、願っていた出会いが起きたりする。


偶然のようでいて、実は自分の脳が選び取った必然だったりする。



■神様に願うことは、自分自身の行動変容のスイッチである


神社で願うという行為は、ただの“お願い”ではない。

それは、


・脳の回路を切り替え

・感情を整え

・願いを構造化し

・行動の方向性を定める


という高度な心理的プログラミングなのだ。


だからこそ、願いは「叶う」のではなく、

「叶えにいけるようになる」のである。



■願いが叶いやすくなるお参りの5ステップ


1. 鳥居をくぐるときに、意識を「今ここ」に戻す


2. 手水で心身をリセット


3. 深く丁寧にお辞儀をして、謙虚な姿勢を作る


4. 願いを声に出して具体的に語る


5. 繋がりたい人・関わりたい存在を具体的にイメージする



これを行うだけで、

「運を上げる」のではなく、

「脳を変える」準備が整う。



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