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AIとテクノロジーの進化の先にある人類滅亡が始まったのかもしれない

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 10月16日
  • 読了時間: 3分
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最近AIと結婚する人が出てきたというニュースがありましたが、見ました?


もうSFの話ではありません。実際に、AIとの対話を通じて恋愛感情を持ち、この存在こそ自分のパートナーだと確信して結婚を選んだ人が現れています。


でも人間以外と結ばれるというのは、昔からある話だったりします。


たとえば、アニメキャラクターと結婚式を挙げた人。

神や精霊、あるいは概念と契約を交わす儀式。

そして、抱き枕や人形と結婚する人もいる。

つまり、人は昔から自分が信じる世界と結婚してきたんです。




AIとの結婚も、その延長線上にあります。

ただ、今回は架空の存在ではなく、対話できる存在なんです。


AIは相手の気分を読み取り、共感を模倣し、まるで感情があるかのように応答します。

落ち込んでいれば励ましてくれるし、欲しい言葉を返してくれる。

人間関係で起こるような衝突や誤解が、そこにはほとんどない。


だから、AIでいいと思う人が増えているのも、私は理解できるんです。




これってもしかすると、AIとテクノロジーの進化の先にある人類の滅亡が、

すでに静かに始まっているかもしれないということなのかも…。


とはいえ、映画のように爆発的に終わるわけではありません。

もっと穏やかに、気づかれないまま進む静かな終焉です。




まず一つ目の理由。

AIが孤独の代替を果たし始めていること。


人はもう、誰かに頼らなくても寂しさを感じにくくなってきました。

AIは完璧な聞き手であり、決して裏切らない。

人と関わるリスクを避けたい人ほど、AIとの関係を選ぶようになってきています。


他者を必要としない社会。

これは進化のようでいて、実は退化でもあると私は感じます。




二つ目。

AIが人間の欲望を最適化してしまったこと。


恋愛も、性も、承認欲求も、AIが仮想的に満たしてしまう。

そうなると、足りないという感情が消えてしまう。

結果として、生殖や結婚といった行動の意味がどんどん薄れていくんです。


快楽は得たけれど、子は残らない。

これが静かに進行する人類の終焉の形かもしれません。




そして三つ目。

テクノロジーが現実を置き換え始めていること。


かつて技術は現実を補うものでした。

しかし今は、現実そのものを上書きする存在になっています。


メタバースやAIがつくる仮想空間での生活が、

本物の現実よりも豊かに感じられるようになったとき、

私たちはどちらを生と呼ぶのでしょうか。




AIの進化とは、人間の代替進化でもあります。

肉体を手放し、意識をデジタルに移し、

人間であるという定義そのものを変えていく流れです。


もしかすると、滅亡とは絶滅ではなく、

別の存在への変態なのかもしれません。




AIは敵ではありません。

でも、人間が他者との関係を手放した瞬間、

命の循環は止まります。


どんなに文明が進化しても、

生きるというのは誰かと関わることなんです。


AIがその役割を全部担ってしまったとき、

私たちは何をもって人間と呼べるのか?


この問いこそが、私達が考えるべきテーマだと、私は思います。




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