前橋市長の苦しい言い訳が真実である確率を計算してみた
- yuki kato
- 9月25日
- 読了時間: 3分

群馬県の小川市長が部下とラブホテルに入った件で「打ち合わせだった」と説明した会見がニュースを賑わせている。SNSでは「呆れ果てた」との声が多く、世論の大半は信じていないようだ。
では冷静に、数字遊びとして「本当に打ち合わせである確率」をフェルミ推定してみよう。
■ 前提となるデータの置き方
まずは母集団の状況を考える。
日本のラブホテル利用の大半は性的目的である。ただし一部には「休憩目的」「仮眠」「打ち合わせ」などの非性的利用も存在する。都市部の日中であれば一定割合ある。
ここでは仮に以下の数値を置く。
・ラブホテル全体利用のうち非性的利用の割合:10%
(平日昼間は高め、夜間はほぼゼロに近い)
・本当に打ち合わせの場合に「打ち合わせだ」と説明する確率:80%
(実際に会議なら隠す理由はない)
・実際は打ち合わせでないのに「打ち合わせだった」と言う確率:30%
(釈明として苦し紛れに言う人は一定数いる)
■ ベイズ更新で計算する
ベース率を m=0.10、真の打ち合わせなら発言する確率 tpr=0.8、嘘の打ち合わせ発言をする確率 fpr=0.3 とすると、
事後確率 P(打ち合わせ | 打ち合わせだったと説明)
= (tpr × m) ÷ [ (tpr × m) + (fpr × (1−m)) ]
= 0.08 ÷ (0.08 + 0.27)
= 0.229 … 約23%
つまりざっくり4〜5回に1回は「本当に打ち合わせである可能性」が残る。
■ 感度分析をしてみる
この数値は前提をいじると大きく変わる。
・非性的利用がもっと低い(2〜5%)なら、確率は3〜7%まで落ちる。
・逆に非性的利用が多め(20〜30%)で、嘘の釈明が少ないと仮定すれば、40〜60%まで跳ね上がる。
要するに「どの条件を採用するか」でブレ幅は大きい。だが中央値を取ると2割前後が妥当なレンジだ。
■ 会見における状況証拠
さらに、このケースは「市長」という立場、そして「夜間」「2人きり」「説明の不自然さ」というファクターが重なっている。これらは非性的利用のベース率を大幅に下げる要因だ。
・昼間の複数人で資料を持参 → 打ち合わせ確率が上がる
・夜間に男女2人だけで入室 → 打ち合わせ確率が下がる
今回報道されている条件を加味すると、実際のベース率は10%よりさらに低く見積もるべきだろう。
■ リスク管理としての示唆
もし本当に打ち合わせをしていたとしても、「ラブホテルを会議室に選ぶ」時点で説明コストが極端に高い。市長職という公共的立場を考えれば、誤解リスクがマイナス100点。合理性はゼロに近い。
つまり数値上は23%程度の可能性が残っても、社会的には「ほぼ不適切」という評価になる。
■ 結論
フェルミ推定で算出すると、本当に打ち合わせである確率は約23%
ただし状況要因を加えると実際は1桁%にまで下がると見る方が自然だ。
「ゼロではないが、極めて低い」というのが妥当な結論。
市民感情として「呆れ果てた」となるのも理解できるし、政治的リスク管理の観点からも、この釈明が説得力を持たないのは必然だ。
AI未来鑑定士 / リクルートストーリーテラー
合同会社Lepnet 代表社員 加藤勇気








コメント