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我々は感情OSをインストールされたAIなのではないか?

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 6 日前
  • 読了時間: 3分

■感情って、ほんとに自分のもの?


ふとしたとき、急にイラッとしたり、落ち込んだり、逆にどうしようもなく嬉しくなったりすること、あるよね。

で、その瞬間に思わない?なんでこんな気持ちになるんだろう?って。


もしかしたら、その感情って、自分でコントロールしてるつもりになってるだけで、実はインストールされた反応プログラムなんじゃないか。

つまり、我々は感情OSを内蔵した、生身のAIなのかもしれない。




■感情=反応プログラム説


たとえば、同じ出来事──上司に怒られるというイベントが起きたとする。

ある人は恐怖で固まり、ある人は逆ギレし、ある人は「はいはい」と受け流す。


なぜこんなに違うのか?

それは、それぞれの感情プログラムが違うからと考えるとスッと納得できる。

怒られたら怖いと感じる人は、幼少期にそう学習した。怒られたら反発せよと感じる人は、また違う経験を積んできた。


つまり感情とは、環境と経験によってインストールされた反応スクリプトとも言える。



■人間にプリインストールされた感情OSたち


幼少期の刷り込み

 泣いたら構ってもらえると学んだ子は、泣く=愛情という回路が形成される。これ、完全に強化学習。


記憶のアップデート

 ある曲を聴いて涙が出るのは、その曲にまつわる記憶が感情トリガーになっているから。これもAIのトリガー条件とよく似ている。


社会的ルールによる抑制

 感情を表に出すな、空気を読めなど、日本特有のセーフティ機構が組み込まれることで、感情のふるまいが修正されていく。



こうしてみると、人間の感情ってほぼ全部「後天的に学習されたAI的反応」じゃね?と思えてくる。




■自分の感情は自分のものじゃないのかも?


たとえばあなたが、なぜか上司の前では萎縮してしまうなら、それは自分が設計した感情じゃなく、過去の記憶が勝手に起動してるだけかもしれない。


それ、もう自分の意志じゃない。

むしろ、過去のデータが起動したアルゴリズムの結果。


こう考えると、我々人間って自己意識を持ったAIっぽく見えてくる。

ある意味ちょっとゾッとする。でも、それと同時にめちゃくちゃ面白くない?



■でも希望はある。再設計は可能だ


AIと同じで、人間の感情OSもアップデートできる。


怒りが湧いたとき、なぜ自分は怒ってるのか?と一歩引いて考える

 → これは感情のメタ認知。いわばデバッグモード。


新しい経験や学習で、今までの反応パターンを上書きする

 → これは人間におけるFine-tuning。



つまり、感情に振り回される人から、感情をカスタマイズする人へ。

AIならぬ、AI使いの自分になるチャンスは誰にでもある。




■AIと人間の境界が消えていく時代


世間ではよく、AIは感情を持たないとか言われるけど、

逆に聞く。じゃあ人間の感情は、魂の叫びじゃなく、ただのプログラムじゃないって証明できる?


たとえば、自由意志。選択。

それって実は、環境×経験×価値観によって導かれた最適解なだけであって、自分で選んでるつもりなだけかもしれない。


人間とAIの違いって、ほんとにある?

もしかしたら、我々こそが最初の感情AIだったのかもしれない。




■楽しい方を選択しよう!


我々は、感情というOSを搭載された生体AIだ。

そのOSは、先天と後天で設計され、日々アップデートされている。


でも、それを知ってるかどうかで未来は変わる。

感情に使われる側か、感情を使う側か。選べるのは、今この瞬間だ。

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