バイアスと物価高
- yuki kato
- 7月23日
- 読了時間: 3分

なぜAIはこれだけ話題になっているのに使いこなせているのは2割程度なんでしょうか?
なぜ物価高だと分かっていても行動を変えられる人は少ないんでしょうか?
この2つ、実は同じ構造で説明できると私は思うのですよ。
■物価高の正体とは?
もう分かっているハズなのですが、物価高は一時的な異常ではありません。
もう戻らない、前提としてのニューノーマルです。
資本主義において緩やかなインフレはむしろ正常な状態です。
異常だったのはむしろ過去30年の日本のデフレの方だったと思う。
給料はほとんど上がらない。
でもモノの値段もほとんど上がらない。
そんな時代が長すぎたせいで私たちの体には安さが普通という感覚が染み付いてしまった。
だからこそ今の値上がりが実際の数字以上に痛みとして感じてしまう。
これはもう景気の話というより記憶と感情の話なんだと思う。
■動けない8割の理由
ルールの変更に気づいていても8割の人は動けません。
AIも同じです。
便利だと分かっていても実際に使いこなせている人はごく一部です。
でもこれは能力の問題じゃない。
脳の構造の問題なんです。
・現状維持バイアス
未知のリスクよりジリ貧でも今のままを選んでしまう
・思考停止
危機感はあっても具体的な行動に変換できずフリーズする
・他責思考
国や会社が改善してくれるのを待つ受け身の姿勢
物価高もAIも構造は同じです。
頭では分かっている。
でも体が動かない。
つまり起きているのは値上がりでもAI音痴でもなくルールの変更なんです。
ルールが変わったのにまだ古いルールの上で戦おうとしている。
そこにズレが生まれているだけなんだと思うんですよ。
■動ける人の共通点
環境変化を読み取り適応し続けられるのは全体の1割から2割です。
さらに絞れば、わずか5パーセント未満とも言われています。
でもこの上位層にバイアスが存在しないわけじゃないんです。
彼らも面倒だと思うし、怖いとも思う。
違いはたったひとつ。
今私はバイアスに囚われているかもしれない…こう自覚できる能力を持っているかどうか。
面倒くさいという感情が出た瞬間に一旦立ち止まる。
あ、今現状維持バイアスが働いているな、と客観視する。
これが事実と感情を分離するということだと思うんです。
感情を消す必要はありません。
ただ感情に乗っ取られる前に一度自分を俯瞰する。
このワンクッションがあるかどうかで動ける人と動けない人が分かれる。
■採用現場でも起きていること
この構造は採用の現場でもまったく同じです。
抜本的な施策を変えないと何も変わらない事に気づいてはいても、現状維持を選ぶ会社は多いのです。
業務をAIで自動化しましょうと伝えても、思考停止してしまう経営者も多いんです。
でもこれは相手が悪いわけでも遅れているわけでもない。
脳の防衛反応として起きている自然な現象だと捉えると、見え方がガラッと変わります。
自分は正しい、相手が遅れている、という思い込みすらも疑う考え方ができるかどうか?。
これがメタ認知というOSだと思う。
相手を変えようとするのではなく、相手の防衛反応を理解した上で小さな成功体験から提案する。
それだけで動ける確率はぐっと上がるハズ。
■で…どうしますか?
物価高もAIも、言葉の裏にあるのは経済やテクノロジーの話であると同時に脳の話でもあるんですよ。
外側のルールは確実に変化しています。
気づいた人から少しずつ動き出している。
あなたはルールが変わったことに気づいていますか?
気づいているのなら、具体的な一手を打てていますか?
合同会社Lepnet
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