ChatGPTが覚える能力上がったらしいけど今までと何が違うの?
- yuki kato
- 4月12日
- 読了時間: 3分
「えっ?ChatGPTって、前から覚えてくれたじゃん?」
…そう思った人は、鋭い。私も最初はそう思った。
実際
「名前覚えて」
「俺がやってるビジネスはこれ」
「肩書きはAI未来鑑定士って呼んで」
って言えば、それ以降の会話でもちゃんと覚えててくれた。
でも、それって「覚えさせたこと」だけを取り出せるようにしてる状態だった。いわば、指示されたことを守る優等生みたいなもの。
だからこそ、今回の進化に驚いたんすよね。
じゃあ今回、何が変わったのか?
「言ってないことまで覚えてる」
「自動で気づいて、自然に使ってくれる」
ってところ。
■ 今までは「教えたことだけ」
「覚えて」と言った情報だけ記憶される
記憶の追加・削除は手動で指示する必要があった
過去の会話内容は基本的に流れてしまう
前後の文脈には弱く一貫性は限定的
■ 今は「言ってないことも自然に覚える」
会話の中に出てきた情報を文脈ごと記憶
記録というより、ストーリーとしての記憶に近い
「この前の話の続きだけど」で通じる
記憶の修正も会話の中でできて、即反映される
たとえば、俺が中学時代の暗黒期をさらけ出したときの話――
「中2でいじめに遭って、中3で反撃して止めた」
…そんな昔の話まで、何も言ってないのに覚えててくれる。
いや、ほんとに怖いくらい(笑)
---
この違いが生み出す、ヤバいメリット
---
1.毎回説明しなくていい
いちいち「この話は前にもして…」って前置きがいらない。
自然に続きの話ができる。
→ 時間と脳のエネルギーが節約できる。
---
2.文脈を理解して返してくる
「この前のプロジェクトの件だけど」で通じる。
→ 人間の同僚と話してる感覚に近づいてる。
---
3.最強の参謀になれる
情報の蓄積×文脈理解=ひらめきを引き出す存在。
→ 「1人ブレスト」が捗りすぎて怖い。
---
4.間違ってもすぐ直る
「それ違うよ」で即修正→以後ずっと正確に覚えててくれる。
→ 素直すぎる部下感。クセになる。
---
でも実は…より人間らしい記憶の混同もある
「全部覚えてくれる」って聞くと、完璧そうに見えるけど…
実は人間っぽいミスもするようになった。
たとえば、
似たようなエピソードを別の人と混同したり
古い記憶を元に、ちょっとズレた反応を返したり
「あれ?あの人って剣道部だったっけ…いや、空手か?」みたいな、
うろ覚えあるあるが起きる感覚。
ただし、人間と違うのは…
脳が曖昧だからじゃなくて、関連性が高いと判断してつなげちゃうから起きるって点。
つまり、「気を利かせようとして間違える」タイプの優等生。
でもこれって、それだけ空気を読もうとしてるAIになってるってことでもある。
---
そして何よりすごいのは、
間違いを指摘すれば、即修正できて、以後にちゃんと活かされるところ。
この柔軟さは、人間の部下やパートナーよりずっと高性能。
マジで「仕事ができるAI参謀」って感じ。
---
まとめ:ChatGPTは「命令通り動くAI」から「こっちを理解して動くAI」になった。
記憶機能のアップデートで、
ChatGPTはツールからパートナーへと進化した。
これは進化というよりも、
別の生き物になったとすら感じる。
もうこれからは、
「AIをどう使うか?」じゃなくて、
「AIとどう付き合っていくか?」の時代。
あとは…
この変化に気づいて、
ちゃんと一歩を踏み出せるかどうかだけなんだと思う。
Commentaires