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総理大臣が誰になるかなんて本当に無駄な議論である|歴史が示す未来を動かす本当の力

  • 執筆者の写真: yuki kato
    yuki kato
  • 9月22日
  • 読了時間: 3分
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日本では総理大臣が交代するたびに、ニュースやSNSが大騒ぎします。


「次は誰になるのか?」

「あの人なら未来は変わるのか?」


そんな議論がまるで国の進路を決める最重要テーマのように語られる。


だが、冷静に考えてみればこれは本当に無駄な議論である。


なぜなら、総理大臣が誰になろうと中長期的な流れは一切変わらないからです。

これは皮肉でも誇張でもなく、歴史が繰り返し証明してきた現実です。


■ 歴史が教えてくれること


1990年代、日本はバブル崩壊の後に長期不況へと突入しました。

この間、海部から宮澤、細川、羽田、村山、橋本と総理が次々に交代しました。


けれども、デフレは止まらず、金融機関の不良債権処理も遅れ、

少子高齢化の流れも進む一方でした。


総理大臣が変わったことで短期的な政策は変わっても、長期的な方向はまったく動かなかった。


2000年代、インターネットの普及によって社会は激変しました。

生活も仕事も文化も根本から変わった。


ですが、その頃の総理大臣の名前を正確に思い出せる人はどれだけいるでしょうか。

未来を動かしたのは政治家の演説ではなく、

シリコンバレーのガレージから生まれた小さな企業だったのです。


さらに2011年の東日本大震災。原発事故を受けて、

当時の菅直人政権は「脱原発」を掲げました。


その後、政権が交代し自民党が「現実路線」に戻しましたが、

結局のところ日本のエネルギー政策は「依存度を下げつつ完全脱却は困難」という形に落ち着きました。


首相の意向よりも、燃料コストや国際関係、技術的制約という

大きな現実が方向を決めていたのです。


■ 政治は水面の波紋、社会の流れは別にある


政治家の発言や政策は確かに波紋を広げます。

消費税の増税時期をずらしたり、補助金を出したりといった短期的な効果はあります。


しかし、それはせいぜい水面に生じる小さな揺らぎ。

川の流れそのものを決めるのは地形=社会構造です。


人口動態、テクノロジーの進展、グローバル経済、生活習慣の変化。

これらは総理大臣が交代した程度では変わりません。


それでも「次は誰が総理か」と盛り上がる人々は、

まるで金魚鉢の金魚の名前を変えれば水質が良くなると信じているようなものです。


■ 本当に未来を変えるもの


未来を根本から変えてきたのは政治ではなく「技術・文化・思想」でした。


産業革命を起こしたのは議会ではなく技術者たち。

ベトナム戦争を終わらせたのは大統領の演説よりも世界中の市民運動。

そしてSNSが社会の姿を変えたのは議事堂の討論ではなくアプリ開発者やクリエイター。


未来を変えたいのなら、政治の椅子を奪い合うのではなく、

新しい概念を社会に投げ込み、技術を広め、文化を創る方が速くて強い。


政治に「救世主」を求めるのは幻想にすぎません。


■ 政治に過度な幻想を抱かず、自ら未来を構築する


もちろん政治が不要という話ではありません。

短期的な舵取りや調整役としては重要です。


しかし、未来を根本から動かす力はない。

むしろ「政治に期待しすぎる幻想」こそが人々を無力にしてしまうのです。


総理大臣の交代劇をスポーツ観戦のように楽しむのは勝手です。

けれど、それに一喜一憂している間に、

本当に未来を動かす人たちは新しい技術や文化を生み出しています。


社会を変えたいのなら、政治談義に時間を浪費するのではなく、

自ら行動し、未来を構築する側に回るべきです。


未来は政治家の顔ぶれで決まるのではありません。

市民、起業家、科学者、アーティスト、

そしてあなた自身の行動によって形づくられていくのです。


―――――――――――――――――――


AI未来鑑定士 / リクルートストーリーテラー

合同会社Lepnet 代表社員 加藤勇気

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