軽貨物個人事業主ドライバーの現実と「やべー会社」
- yuki kato
- 9月21日
- 読了時間: 4分

(場所により日額は変動しますが今回は最高値の話を例にしています)
■ 表向きは「日給2万円」の夢
軽貨物ドライバーは、求人広告や副業界隈で「日給2万円」「未経験でも稼げる」といった文言で募集されることが多い。
特にAmazon配送はその代表格であり、シンプルな数字に惹かれて応募する人は多い。
しかし現実の仕組みを知ると、「稼げる仕事」という幻想は一瞬で崩れる。
■ 本来の運賃は2万4200円
Amazonの基本運賃は「日額2万2000円+税」、つまり実質2万4200円である。
ところが、やべー会社はこの事実を隠し、募集段階では「日給2万円(税込)」と表記する。
営業コストという名の元に。。。
ドライバーは最初から4200円を抜かれた状態で働くことになり、その存在を知る由もない。
募集広告の段階から、既に搾取構造が仕込まれている。
■ 多重に削られる報酬
表記された2万円から、さらにロイヤリティ15%が差し引かれる。
この時点で残るのは1万7000円。
そこから車両リース代、燃料代、保険、雑費などを支払うと、最終的に残るのは1万3000円前後。
拘束時間は1日12時間。
時給に直せばわずか1000円程度である。
「日給2万円」と聞いて入った人が現実とのギャップに愕然とするのは当然だ。
■ 社長だからといって有能とは限らない
注意すべきは「社長」という肩書きが必ずしも有能な経営者を意味しないという点だ。
多くの軽貨物社長はドライバーとしての現場経験はそれなりにある。
しかし、経営のことを全く理解していないため、すべてが中途半端。
教育制度も中途半端、契約も中途半端、管理体制も中途半端。
結果として、現場を知っているはずなのに、ドライバーにしわ寄せが行く。
軽貨物に参入する際は、特に注意すべきである。
■ 典型的なやべー会社の特徴
やべー会社には共通する特徴がある。
・教育や研修が適当
・契約内容はブラックボックス化している
・社長は現場経験はあるが経営は素人
・会社の成長を「ドライバー数」でしか測らない
こうした会社では、ドライバーは完全に消耗品として扱われる。
■ 信じがたい現場の実例
・給与明細の計算式が毎回違う
・会社指定ガソリンカードをお渡しします!と、親切な言葉を言い、後からヤバイ金額の手数料を抜かれる
・直ぐに辞めると言うと「違約金50万円」
・10万円以下で売っている車両を月4万円でリース
・
これらは都市伝説ではなく、実際に起こった話であり、現在進行系でこんな会社は実在します。
■ やべー会社は減ってきている?
とはいえ、業界全体が昔から何も変わっていないわけではない。
体感的には、やべー会社の割合は以前に比べて減ってきている。
昔は半数以上が怪しい会社だった印象だが、今は3割程度まで下がったように思う。
それでも3割は依然として残っているため、会社選びの重要性は今も変わらない。
当たってしまえば人生を狂わされるリスクは十分にある。
■ 光があるのも事実
もちろん、まともな会社もある。
ロイヤリティが低く、契約や支払いが透明で、ドライバーをとても大切にする会社も存在する。
さらに、自分で案件を開拓し、スポット便やチャーター便を組み合わせる人は、年収600万円以上を狙うことも可能だ。
ロイヤリティが無いだけでもかなりの金額になる。
ただしそれは、数字と契約を読み解ける事業者マインドを持つ人だけに限られる。
受け身で会社に依存すれば、やべー会社の養分になるのは時間の問題である。
■ まとめ
軽貨物ドライバーは「自由」「独立」といった言葉で美化されやすい。
しかし現実は、本来の運賃2万4200円を隠され、日給2万円と信じ込まされ、さらに多重に削られていく。
最終的な手取りは想像以上に少なく、時給換算すればアルバイト並みの水準だ。
社長は現場経験がそれなりにあるものの、経営のことを理解していないため、何もかもが中途半端になる。
やべー会社は昔より減ったとはいえ、まだ3割は存在する。
軽貨物事業は独立開業を目指してやらなければ、先出ししたリソースとお金は戻ってこない。
それも1年後くらいを目安にするべき。
だって3割は経営に向いていない社長なんだから、勝つのは容易なのである。
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AI未来鑑定士 / リクルートストーリーテラー
合同会社Lepnet 代表社員 加藤勇気








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