捨てる事で運気を上げるチャンスゾーンは8月6日まで
- yuki kato
- 8月2日
- 読了時間: 4分

土用に断捨離すると運気が上がる理由、脳と心の仕組みから解説してみた
季節の変わり目にあたる土用は、昔から整理と調整の時期とされています。
とくにこの時期に断捨離(捨てること)をすると運気が上がる、とよく言われますが、
なぜ捨てることがそこまで影響を持つのか。
今回はスピリチュアルではなく、脳科学と心理学の観点から、
土用の断捨離がなぜ意味を持つのかを分解して解説します。
■ 土用とは、変化と不安定の季節
土用とは、春夏秋冬の各季節が切り替わる直前の約18日間。
四立(立春・立夏・立秋・立冬)の前に必ずやってきます。
つまり自然界も身体も「変化の途中」にある不安定な時期。
だからこそ、体調を崩したり、心がざわついたり、集中力が落ちたりします。
そんな整っていない時期に何をするかが、次の季節に影響するのです。
■ 捨てる=脳の負荷を減らす行為
人間の脳は、目に入ったものをすべて処理対象として認識しています。
つまり、家の中に物が多ければ多いほど、無意識のうちに脳のリソースが奪われているということ。
断捨離で視界がスッキリすると、脳の処理負荷が下がり、
集中力・判断力・意思決定力が回復します。
特に土用期間は、次の季節に向けた調整期。
この時期に脳の状態をリセットすることは、季節ごとのパフォーマンス向上に直結するのです。
■ 心理的には「自己統制感」の回復になる
心理学的に見ると、断捨離とは「自分で決めて、自分で行動する」行為。
これは自己効力感=自分は環境をコントロールできるという感覚を回復させます。
日々の忙しさや不安で、“決める力”が弱っている時こそ、
断捨離は「私はこれを選ぶ、これは手放す」という意思決定のリハビリになる。
特に土用のような迷いや不調が起きやすいタイミングにおいて、
この“自分で決める”体験が、次の流れをつくるスイッチになるのです。
■ 人との縁を切るという断捨離も、実は重要
忘れてはいけないのが、人間関係の断捨離です。
本当は付き合いたくない、嫌だなと思っている、
でも惰性や情でつながっている相手はいないでしょうか。
そういった関係は、確実にあなたのエネルギーと判断力を消耗させている。
・連絡が来ると気が重い
・会った後に自己否定が強まる
・話しても建設的な関係にならない
こういった相手との関係は、思い切って切るべきタイミングが今です。
■ 情に流されず、切る勇気が運を守る
昔お世話になったから
悪気はないし
関係が悪化するのは避けたい
そうやって延命された関係が、あなたの未来を濁らせていることは多い。
嫌だと感じるその感覚こそが、未来の自分からの「もう卒業していいよ」というサイン。
縁を切るとは、相手を攻撃することではありません。
ただ、自分の“位置”を変えるだけです。
・LINEをブロックする
・物理的な距離を置く
・返信をやめる
・「もういいや」と内心で手放す
これは冷たいことではなく、自己尊重の行為。
人を切るのではなく、自分を守る。それが本質です。
■ 土用は「縁と運の棚卸し期間」
土用は、次のステージに進むための準備期間。
この時期にいったん立ち止まり、「これは今の自分に必要か?」と問うこと。
その問いの中にこそ、人生の運転席を自分に取り戻す力が眠っています。
物、情報、感情、そして人間関係。
一気に変える必要はありません。
でも、たったひとつの“手放し”が、未来の流れを大きく変えることもある。
土用は調整の季節。
だから、断捨離が最も効く“気の切り替えポイント”なのです。
■運は余白に入ってくる
運は、ぎゅうぎゅうに詰まった場所には入りません。
空間にも、人間関係にも、思考にも余白が必要。
土用は、自分の中の不要なものを整理し、
新しい風が吹き込むスペースをつくるためのタイミング。
捨てることで、未来が入ってくる。
そう考えると、断捨離は単なる片付けじゃなく、
人生の選択そのものになるのです。
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