最高気温を記録したからといって温暖化だと決めつけてはいけない理由
- yuki kato
- 8月6日
- 読了時間: 2分

■観測史上最高。でもそれがすべてじゃない
2025年8月、群馬県伊勢崎市で41.8℃を記録。
日本の観測史上で最高の数値とされたが、
その「観測」は、たった150年ほど前から始まったばかり。
それ以前の気温がどうだったかは、記録がないだけで実際は誰にも分からない。
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■過去にもっと暑かったかもしれない時代
縄文海進期(約7000〜5000年前)。
平均気温は今より2℃以上高かったとされ、海は内陸まで入り込んでいた。
ホロシーン気候最適期(約8000〜6000年前)。
日本列島は温暖で、森林と人の活動域が広がっていた。
エーミアン間氷期(約12万年前)。
地球全体の平均気温が今より2〜3℃高く、海面も現在より6〜9m上昇していた。
これらは直接観測されたものではないが、
科学的分析によって、極端な高温の可能性が推測されている。
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■温暖化の原因は、本当に人間なのか
CO2が増えると気温が上がる。
この構図は、単純すぎるかもしれない。
太陽活動、海流、火山、地軸の傾き。
複雑な自然変動が重なったうえでの現在の気温かもしれない。
現代の暑さが人為的なものなのかどうか。
実は誰にも明確には断定できていない。
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■分からないことを、分かったふりして語らない
専門家ですら分からないものを、
一般人がSNSで断定して議論しても、結論など出るわけがない。
むしろ、時間の浪費だ。
大切なのは、この暑さの中でどう暮らし、どう働き、どう備えるかを考えること。
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■結論。分からないことは、分からないままでいい
温暖化は、いまのところ「分からない」が最も誠実な態度だ。
それを認めた上で、気温を感情で語るのではなく、
前提として社会を再設計するほうが、よほど建設的で未来志向だ。
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