【後編:否定してみた】
- yuki kato
- 4月2日
- 読了時間: 2分
〜結局、AIで全ては解決しないという話〜
前編では、AIがもたらす可能性について全力で肯定してみた。
・時間短縮になる
・情報整理がうまい
・アウトプットが早い
・人間では到底できない量の処理が可能
・孤独すら癒してくれるかもしれない存在
…ほんとに、これだけ見たら「AIさえあれば生きていける」と思えてしまう。
でもね。
「使い方」が9割を決める現実
AIの価値は、道具としてのポテンシャルにはあまり関係ない。
大事なのは
「誰が、どう使うか」
これに尽きる。
たとえばChatGPTに同じ質問をしても、
質問力の高い人と低い人とでは、得られる答えがまるで違う。
さらに言えば、「どう使いたいのか」が自分でわかっていないと、そもそも質問すらできない。
つまり、
AIは優秀な秘書だけど、上司が無能だったら秘書も無駄に終わる。
感情を持たない存在の限界
AIは冷静だ。合理的だ。計算も分析も間違えない。
でも、人間が人生でぶち当たる課題って「感情」が関係するものばかりだったりする。
・モヤモヤするけど、原因がわからない
・本当はやりたくないけど、やらなきゃいけない
・自分でも自分の気持ちがわからない
こういう領域に、AIは優秀だけど無力だ。
的確なアドバイスをしてくれても、それを「納得できる気持ち」までは整えてくれない。
最終的には、自分の感情と向き合うしかない。
そして最大の落とし穴
「AIがあるからやらなくていい」という発想にハマった時点で、終わる。
AIはあくまで“補助”であって、
自分の“行動”と“責任”の代行はできない。
・ブログも代筆できるけど、想いまでは拾えない
・動画の台本も作れるけど、何を伝えたいかは自分で決めないといけない
・ビジネスアイデアも出してくれるけど、誰が走るの?って話
結論:AIは「味方」にも「甘え」にもなる
AIは、賢く使えば人生を進めるパートナーになる。
でも、依存したら止まる。思考も行動も、止まる。
そして止まった時、一番怖いのは「自分で気づけない」ことだ。
だから、あえて否定する。
AIは魔法じゃない。むしろ、使いこなすには自分自身が強くなる必要がある。
以上、「AIを肯定してから否定してみた」後編でした。
共感した方は、ぜひ「自分はどう使いたいのか?」を問い直してみてください。
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