草津モデルの構造は未来の日本を強くする
- yuki kato
- 3 日前
- 読了時間: 3分

草津温泉の利用者数が過去最高を更新した。
このニュースを…
観光需要が戻ったから、インバウンドが増えたから、といった短絡的な理由で片付けてしまわない事。
ここにはこれからの時代に通用する考え方そのものが詰まっている。
草津温泉がやったことは、派手な改革ではない。
若者向けに路線変更したわけでもない。
新しいコンテンツを大量に投入したわけでもない。
むしろ逆で、ずっと内側にあったものを、そのまま外に出しただけだ。
湯治場としての歴史。
硫黄の強い匂い。
歩いて巡る温泉街の構造。
雪や寒さ、不便さを含めた環境そのもの。
これらは昔から存在していた。
ただ、時代が進むにつれて、説明や配慮や演出が積み重なり、本来の輪郭がぼやけていた。
草津がやったのは、それらの余計な膜を一枚ずつ剥がしただけだ。
結果として起きたのが、若年層を含む幅広い世代の流入だった。
ここで重要なのは、若者向けに合わせたのではないという点。
若年層に理解された理由は、軽くなったからではない。
むしろ逆で、強度のあるものが、そのまま届いたからだ。
若い世代は、分かりやすい説明や親切な翻訳を求めているわけではない。
本物かどうかを、感覚で見抜く力が高い。
草津は盛らなかった。
隠さなかった。
誤魔化さなかった。
だから通用した。
この流れを戦略と呼ぶのは、少し違和感がある。
勝ちに行った形跡がほとんどないからだ。
ターゲット設定も、刺さるコピーも、攻めの打ち手も見当たらない。
あるのは、ありのままを明らかにするという一貫した姿勢だけ。
武器を持たなかったからこそ、壊されない構造が残った。
説明しないからこそ、解釈が来訪者に委ねられた。
結果として、世代ごとに違う物語が自然に立ち上がる。
今の時代において特に示唆的なのは、AIとの関係性だ。
多くの現場では、AIを使って何かを足そうとする。
言葉を整える。
見せ方を工夫する。
最適解を探す。
しかし草津型の構造では、AIは前に出ない。
出てはいけない。
AIが担うべき役割は裏側にある。
人流の偏り。
滞留時間。
違和感の兆候。
説明が過剰になっていないか。
こうした歪みを静かに検知し、何を足すかではなく、何を削るべきかを示す。
人間は在り方を担い、AIは歪みを見張る。
この分業が、世界観の純度を保つ。
草津温泉の過去最高記録は、何かを増やした成功ではない。
削るべきものを削り切った結果だ。
古き良きをアップデートしたのではなく、古き良きが最も力を発揮する配置に戻した。
この考え方は、観光だけの話ではない。
求人、採用、企業ブランディング、施設運営、個人の発信。
すべてにそのまま当てはまる。
説明しすぎていないか。
整えすぎていないか。
本質が見えなくなっていないか。
草津温泉の数字が示しているのは、需要回復ではない。
人が本質に戻り始めているという兆候だ。
この事実は、これからの時代を考える上で、相当大きなヒントになる。
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