人材の獲得と育成

昨今は人材ではなく人財だ!とする企業もよく聞くようになりました。
有効求人倍率は右肩のぼり、まさに売り手市場の様相です。
が、実際はどうなんでしょうか?
あらゆるシンクタンクから発表されている数値からでは測れない現場の実態というものはありますし。
私も求人に携わる人間ですので、範囲は小さいですが各企業の求人実態を把握しています。
その実績から確実に言える事があります、それは社員の労働環境・労働意欲を第一に考えているか?という事です。
有給が希望通り確実に使えます。
残業手当は100%支給しています。
始業5分前に出勤してください。
これらを求職者へ伝える事で大分違うそうです。
日本では有給なんて無いようなものになってますし、私も17年ほど会社員やってましたがまともに有給使った記憶がありません。
なぜ有給が使えないのか、それには原因がありますよね?
有給を使用させられるほど人員が足りていないという理由が主だと思います。
ようするに有給を消化させられない企業というのはブラック気質だと求職者からレッテルを貼られてしまうのです。
当たり前の事でも言葉で伝えなければ伝わらない
当たり前の事だったハズなのに、いつの間にかそんな空気では無くなっている。これはデジタル社会の弊害なのでしょう。
仕事の内容よりもその企業に帰属することでどのような生活環境になるのか?といった部分が判断材料としてより濃くなっているのです。
先行投資後回収という鉄則がありますが、募集費用や育成にかかるコストをどこから取ろうとするのか、その対象がミクロ化しているのでは?と私は思っています。
経営戦略自体をマクロ化していればこんな事になりませんし、実際成功している企業は労働者もお客様ととらえていたり、携わる人間全てに喜んでもらえる環境づくりを第一に考えています。
オールウィンな人間関係を構築する事、それが求人戦略の成功への近道だと思います。