RAGって何なの?何の略?どんなAI?
- yuki kato
- 3月29日
- 読了時間: 2分
AI界隈で最近よく聞く言葉に「RAG(ラグ)」ってありますよね。
AI業界でも展示会でも「RAG対応してます!」ってドヤ顔でアピールしてるサービス、増えてきました。
でも…正直思いません?
「え、RAGってそんなにすごいの?」
「結局、今までのAIと何が違うの?」
---
■ まず、RAGの正体とは?
RAGは「Retrieval-Augmented Generation(検索拡張生成)」の略。
ちょっと難しそうに聞こえますが、やってることはシンプル。
---
■ これまでのAI(ChatGPTなど)はこう
過去に学習した情報だけを元に回答
最新の情報や会社のマニュアルWebの中身などにはアクセスできない
知らない質問に対しても「それっぽく答える」ことがある(=いわゆるハルシネーション)
---
■ そこで登場したのがRAG
RAGはこういう構造になってます
1. Retrieval(検索)
→ 質問に関連する情報をファイルやWebから探してくる
2. Augmented(拡張)
→ 外部情報を元に、AIの知識を“その場で強化”する
3. Generation(生成)
→ 情報を使って、自然な文章で答えてくれる
---
■ つまり、RAGってなに?
一言で言うと…
「AIが調べてから、考えて答えてくれる仕組み」
です。
---
■ たとえば、こんなことができます
社内マニュアルを読み込ませた社内用AIアシスタント
法律や規約を参照して根拠のある回答をするチャットボット
ファイルをアップロードしてその中身に基づいた回答をもらうツール(NotebookLMなど)
---
■ 私の実感
私自身はNotebookLMやDeep Researchを使ってから「RAG」という言葉を知りました。だから最初は「いや、こんなん普通やん。名前があったんかいな!」って思ったんです。
でもよく考えてみると…
LLM単体では知ってる範囲で答えるだけ
RAGは調べてから考えるという人間的な行動ができる
この差は精度と信頼性に直結する大きな違いなんですよね。
---
■ まとめ
RAGは「目新しい技術」じゃなく「ようやくAIが人間的な回答フローを持てるようになった」って話。
AIが資料を調べて、考えて、返してくれる。
それができるようになったから、今RAGという言葉が騒がれてるわけです。
---
RAGをただのバズワードにしないためにも、
その本質は「AIに資料を読ませて考えさせる技術」だとしっかり理解しておくことが大事ですね。
Comments